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1.CCM(パソコンによる色合わせ)は染色工場の染料配合のお手伝い。!

このホームページではパソコンを利用したソフトの紹介をしています。
実際のソフト(CCM.exe)を使ってみたい方は、サンプルCCM(無料)をお試しください。

最近パソコンの動作が遅くて困っています。(特にWin10にアップグレードした場合など!)
このHPもYahooから入ると、「応答していません」と表示されイライラすることがあります。
原因はよくわかりません。メモリー不足という人もいます。
このような場合、GoogleCHromeからYahooに入ると、イライラもなくなります。
一度試してみてはいかがでしょう?

参考資料などはメニュ−「6.その他・資料」に移動しました。
       
1.色合わせとは2.色見本CCM 3.測色・CCM 4.LabCCM 5.色予測・精度 6.その他・資料
染料の選択
4染料CCM
目的色選択
CCS(色検索)
CCM補正
分析&基布補正
Labとは
色差dEとは
3染料色予測
CCM精度
基礎データ
条件等色



CCM全体画面(クリックして、拡大画面が見れます!)

戻るには、ホームページ画面の上部左「←」をクリックします。

CCMはパソコンによる色合わせソフトのことで、
染色工場の染色・捺染・糸染などの染料配合をお手伝いします。
操作はすこぶる簡単で、しかも低コストです。
パソコンのWindowsXp,Windows7,Windows8.1Windows10などで利用できます。
このHPでは、操作方法やCCMの内容を順次説明してゆきます。


☆ 色合わせとは (CCM、パソコンによる色合わせ!)

染色工場では客から提示される色(目的色)に対して、染料配合(染料濃度%)を決め、染色して返します。
このとき実際に染色して色が満足にしあがればいいのですが、うまく色が出ない場合もあり、
思考錯誤を繰り返すことになります。染色作業には手間と時間がかかり大変なことです。

もちろん染色のベテランは一発または少ない回数で目的に色に到達できるのですが、染色の初心者には難しいことです。
こうした場合、CCMソフトは染色の初心者のお手伝いをしてくれる便利なツールなのです。
パソコンが苦手という人もいますが、操作は実に簡単です。この祭是非お試しください。

パソコンを利用する上で助かることは、実際に染色して色の確認をする前にも、染料配合を修正できる場合があります。
あきらかにこの配合では、いかに上手に染色しても目的の色に達しないことがあるのです。
パソコン操作には時間も手間もほとんどかかりません。最良の処方を見出し、その上で染色作業に取り組んで頂けます。

 
@目的色の選択(マウスでクリックします)
 色見本200色のデータが一覧表示されていますので、この中から選択します。
 画面中央の色を選択する(マウスでクリックします)
 いくつでも選択できます。
 一度に全色を選択することもできます。
・目的色の決め方(別の方法)
 1.色見本帳(数百から数千)から選択します。(上述)
 2.色見本を測色します。色見本には糸くず、布、グラビア紙の断片などがあります。
 3.画面から数値を入力します。数値には三刺激値(XYZ)、Labが可能です。
 4.画面のLab座標をマウスでクリックし、明度・彩度から目的色を決定できます。
 
A目的色は色窓に表示されます。(画面上部右、色窓の左半分)
 色見本帳の色番号が表示されています。
 背景の色を選択して変えることができます。
 
・色窓に色表示する他の方法は、XYZやLab値を入力します。
 ab座標(円の部分)とL座標をマウスの矢印で決めて色表示もできます。
 目的色を色窓に表示することで、CCMを実行できます。
 
B染料の選択(マウスでクリックします)
 染料は通常3種選びます。
 場合により、第4染料を選択することもできます。
 4種以上の染料を選択する場合は、その中から選ばれる3つの組み合わせによるCCMとなります。
・染料の選択により、染料固有の基礎データを取得します。
 この染料基礎データには染料を30種まで登録できます。
 色合わせを成功するには、染料基礎データが重要です。
 

CCCMを実行します。(実行ボタンをクリック)
  実行ボタンは画面中央下部にあります。
  実行ボタンは最上部のトップメニューにもあります。
 
 
 
 
DCCM色の表示(画面上部右、色窓の右半分)
 目的色に一致または近い色を得た場合、その色が画面に表示されます。
 近い色を得られない場合は、CCM色は表示されません。
 (CCM色=パソコンが染料濃度%から推定した色)
・CCM色の表示は表示限度として、dE値で通常0〜3程度に制限しております。
 この値はユーザが自由に設定変更が可能です。
 サンプルCCMソフトでは5に設定されています。
 
E染料の配合%表示
 CCMの結果は染料の配合%で表示されます。
 この染料濃度で実際に染色すると、目的色に一致するまたは近い色に仕上がります。
 一致しない場合にも、いくつかの方法があります。(試染め補正など)
 染色する前に、画面で違いを確認できます。
 
・目的色とCCM色の差異(画面左と画面右の色の差)を数値で表します。
 最も一般的な色差として、dEがあります。
 その他にも、色を見る環境(光源)での違いについての色差も表示します。
・生地重量または糊料が入力されている場合は、染料計量gを表示します。
・染料にコスト(Kg当たり)が登録されている場合はコストが計算されます。
・染料名、染料配合料g、コストなどは別途一覧表として画面表示・印刷などができます。
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☆ 染料の選択

染料の選択は、好みの染料を個別に選択する場合と、全染料を選択ベターな結果のみを表示する場合とがあります。
4染料以上を選択した場合は、その中から異なる3染料を選び出し、その全てにCCMを実行します。
染料選択数と組み合せの関係は、☆通信(資料配布)からも参考資料が得られます。
     





2染料選択 3染料選択多数染料選択 全染料選択 固定染料選択
 注.以上の画像はクリックすることにより、少しだけ鮮明な画像を見れる場合があります。

染料は、染料リストから個々の染料をマウスでクリックして選択します。(選択染料はマーク)
このとき、染料の選択は「2〜全て」の範囲で選択できます。
選択染料を再度クリックするとがマークが消えて、非選択となります。

染料リストは、入力順1.コード正順2.コード逆順3.染料名正順4.染料名逆順で表示されます。
(「表示・順逆変更→」ボタンをクリックして、表示方法を順番に変更します)

  • 3染料選択CCM
    ・染料調合者が任意に3染料を選択する場合です。
    (最も一般的なCCMと思います)

  • 多染料選択CCM(全染料選択も含み、4以上の染料を選択します)
    ・染料選択を4以上に増やしてパソコンのCCM結果を見る場合です。
    (選択した染料の中から3染料を選ぶ組み合せを全て実行します)

  • 多染料CCM(固定染料あり)
    ・染料選択は多数ですが、優先したい1〜2の染料は固定してCCMをします。
    好みの染料を固定したい場合に便利です。ただし固定した分だけ、染料の組み合せは減ります。

  • 4染料CCM(詳しくは次の「☆4染料CCM」で紹介)
    ・染料選択は3ですが、第4の染料を追加選択して、合計4染料でCCMをします。

  • 2染料CCM
    ・2染料でCCMをします。
    (よい結果を得られる割合が減ります)

  • 1染料CCM
    ・現在の「サンプルCCMソフト」では扱いません
    (よいCCM結果が存在することもあるのですが、染料により目的色が限定されます。)

  • 上記の「多数染料選択」と「4染料CCM」では染料の組み合せの全てをCCM実行するため、多数のCCM結果が得られます
    CCM結果の表示については、結果が数千にも及ぶ場合でも表示個数表示限度(dE)で制限することができます。
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    ☆ 4染料CCM

    第4染料のの濃度%をユーザが任意に決める場合は値を入力します。
    第4染料の濃度%はパソコンにお任せの場合は11通りの濃度で自動的にCCMをします。
     
    以下の例では、
    a. まず a189目的色を選択し、110,121,131の3染料を選択しました。

    b. つづいて、第4の染料を選択します。110,121,131 以外の染料が表示されており、この中から選択できます。
    第4染料は243 Grey1を選択しまし、染料濃度0.0123%を入力しました。

    c.「実行」ボタンをクリックして、CCM結果を得ます。図は、第4染料が配合されたCCMとなっています。




    a. 目的色と3染料選択 b. 第4染料選択と濃度%入力 c. 実行してCCM結果
     注.図はクリックして、鮮明画像を見れます。
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